こんにちは。
色んな放送を見てると、妙に楽し気でリスナーさんも良い人が多い放送と、そうとは言い難い放送があります。
ネガティブが合ってる人はそれで良いですが、「楽しい放送にしたいけど、よろしくないリスナーさんがいっぱい来ちゃって…」という声もチラホラ。
この差って、配信者さんが大事なポイントを押さえてなくて起こってたりします。
今回はそうならないための、良いリスナーさんを集めやすくして、楽しい放送にするための方法を紹介しますね。
目次
自分の話を「つまらない」と思いすぎ?
配信を聞いていると、自分の話について弱気な発言をする人をよく見ます。
「僕コミュ障なんで」「全然面白い放送じゃないんで」「コメントがないと話せません」などなど。
謙遜してるだけかもしれませんが、極端に会話下手な人ってほとんどいません。
ではなぜそういう発言をする人が多いのか。
その大きな理由は、人間には「自分は他人から好かれない」と思い込む傾向にあるから。
被験者たちに、初対面同士でペアを組んでもらい、5分間自由に会話をします。
その後、全員に「自分の会話をどう思ったか?」「相手をどのくらい気に入ったか?」を調査。
すると、ほとんどの被験者は「自分の会話はそんなに気に入られなかったと思う」と回答。
しかし、相手に対しては「会話の相手を気に入った」と多くの人が答えました。
つまり、多くの場合、自分のコミュニケーション能力を他者評価より低く見積もってるということ。
通常の会話であっても、相手からの好意を判断するのは難しいです。
その上、ライブ配信となると、コメントでしか相手の反応が分からない場合が多い訳で、「自分は話下手なんだ」「魅力の低い人間なんだ」とますます思いがち。
しかも「その相手に気にいられなかった」という感覚は、数か月先まで続く傾向にありました。
ですのでまず、周りにつまらないと思われるのは勘違いかもしれないことを知っておきましょう。
ポジティブに関わることのメリット
その上で、どんな話をすればいいのか。
まず挙げられるのが「ポジティブな話」をすること。
アメリカの心理学者マーシャル・ロサダ博士によると、人間関係(特に友人関係)を良好にするには、「ポジティブ3:ネガティブ1」の割合で会話をするのが良いそう。
明確な数学的根拠は無いようですが、ポジティブな話が多い人の方が好感を持てるのは当然ですよね。
恋愛関係になりたい場合は「ポジティブ5:ネガティブ1」が良いことも分かっています。
また、相手からの印象だけでなく、自分自身の行動にも影響があります。
ポジティブな方が人を好きになりやすく、人との関わりに積極的になれることが分かっています。
もちろん、ただただ楽観的でいればいいってことではないですが、明るくて優しい人間は、行動力もあって周りから好かれやすいという、言ってしまえば当たり前な話。
でも、実際に実践してる人って案外少ないです。
なので、これをちゃんと実践するだけでも、魅力度はアップするはず。
また、ポジティブといえば「笑うこと」ですが、人はどういう時に笑いやすいかというと、相手の笑いにつられた時。
他人の笑い声があるかないかでは、笑う確率が2倍も違ったという調査もあるほど。
なので、楽しい空気を作りたいのであれば、まず自分が笑うこと。
面白くないのに無理に笑う必要はありませんが、楽しい面白いと感じた時は笑いをこらえたりしないで、音声だけでも相手に伝わるくらいちゃんと笑うこと。
これだけでも、放送の空気感はポジティブになります。
幸福感は伝染する?
ハーバード大学の実験で、親子3世代に渡って幸福度などを記録し続ける実験をしました。
この研究から分かったのは
・幸福な人と付き合う数が多いほど、ポジティブな影響が出やすい
ということ。
なので、あなたが無理のない範囲でポジティブな行動をし、幸福感を上げることで、周りのリスナーさんも幸福を感じやすいんです。
楽しい放送の空気を作ろうと思うなら、配信者が幸せそうに話すことで、それが伝染していくわけです。
幸せな人がとる行動
では、急に幸福感を上げたりポジティブな行動をとるって、具体的にどうすればいいのか。
ビーレフェルト大学のベーター・ボルクナウ博士が、ポジティブで幸せな人が取りやすい行動を発表しています。
負担のない範囲でそういう行動をするだけでも、幸福度が上がりやすくなります。
放送でも使えるものを厳選して紹介しますね。
1.声の高さを上げている・声の抑揚がついてる
当然ですが、低い声でボソボソ話すよりも、少し声を高くして抑揚をつける方が元気に聞こえますよね。
聞こえるだけじゃなく、実際にそういう話し方をする人は幸福度が高い傾向にあります。
また、前述の話とリンクしますが、プラスの感情感情ワードが多いのも特徴。
特に、ポジティブな「感情」の表現が多く、逆にネガティブなものは、あまり強い言葉にならないよう言い換える傾向にありました。
2.自分を表す言葉が少ない
幸せな人は、あまり自分のことを語らない傾向にあります。
「俺が~」「私が~」があまりにも多い人は、逆に幸福度が低いとも言えますね。
なので、放送で自分の身の上話をする時も、そこで登場する人物を褒めてみるとか。
リスナーさんのした行動にプラスの言葉を言ってみるなど、他の人の良い話を取り入れると良いです。
3.肩を脱力している
ボルクナウ博士は、歩く時の肩の脱力を挙げていますが、歩く時に限らず、普段から肩の力は抜けていた方が良いですね。
肩に力が入ってる状態というのは、無意識に首を守ろうとする状態と言われています。
それは警戒心を持っている状態。誰かと幸せな時間を過ごしたいという雰囲気は出ません。
4.表情豊かにする・手を動かす・よく頷く
要は「体を動かしながら話す」ということ。
「自分は顔出し配信しないから関係ないのでは?」という意見もあるでしょうが、身体を動かすことでテンションが上がりやすく、感情表現が豊かになる効果も。
顔が見えなくても、動かずじっと話すのと、体を動かしながら話す人って、なんとなくその違いは分かります。
どんな放送内容が良いのか
それを踏まえた上で、放送の内容は具体的に何をすると効果があるのか。
基本的には、放送を通じて雑談やコメントをしているだけでも、信頼関係を築くことはできます。
それに加えて、もっと友人関係を深める方法も紹介しますね。
135人の男女が、3つのグループに分かれ7か月に渡り習い事をしました。
習い事はそれぞれ「合唱」「美術」「創作文芸」の3グループ。
プログラム終了後、全てのグループにおいて、一体感や信頼関係が生まれており、人生の満足度や自己肯定感、体調まで良くなる傾向にありました。
そして特に、「合唱」クラスには飛び抜けて大きな効果が。
つまり、誰かと一緒に何かをするだけでも、人間関係・幸福度・健康に良い影響があるんです。
なので、普通に雑談放送などしていれば、友好関係は深められます。
そして、なぜ「合唱」は飛びぬけて良い効果があったのか。
ポイントは、同じタイミングで同じことをすること。
そうすることで、より一体感が増すんです。
なので僕のオススメは、一緒にゲームをすること。
理想を言えば、同じような動きをするような協力対戦ゲーム。
スプラトゥーンのようなものがいいですね。
ゲームを使ってモテるようになる方法は、「ゲームで彼女を作るジャンルと方法」にまとめてあります。
「ゲーム好きのリスナーさんが少ないから盛り上がらない」という場合もあるでしょう。その場合はもちろん、ゲームにこだわる必要はありません。
その時来てくれているリスナーさん達が、みんなで出来るようなことをすればいいんです。
声真似でも声劇でも、趣味の話で盛り上げるでも良いです。厳密に同じタイミングじゃなくても、一緒に出来ることを探してみましょう。
オフ会をするメリット
もう1つ一体感を得るためにプラスなことがあります。
それは、近い場所で行うこと。
残念なお知らせではありますが、ネットを介してゲームをするより、隣に並んでゲームをする方が仲良くなりやすい訳です(もちろん、ネットだと仲良くなれない訳じゃありません。あくまで1つの要素です)。
なので、オフ会をする人は、是非一緒にゲームなど同じ動きをする行動をしましょう。
「わざわざオフ会でゲームしません」という人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのは、一口サイズの同じお菓子を配ること。
シカゴ大学の実験で、同じキャンディを食べたグループは、違うキャンディを食べたグループより信頼感が生まれることが判明。
これも「同じ行動を一緒にする」ことが関係してますね。
なので、色んな種類が入ったお菓子じゃなく、1種類しか入ってないようなお菓子(チョコやグミなど)を「1個いる?」と言って配るだけでも仲良くなれるんです。
そんなに手間もお金もかかりませんし、気軽にやってみては。
ただ、相手が乗り気じゃないのに無理やりオフ会に誘うのは、マナー違反なのでやめましょうね。
ちゃんとマナーを守った上で行いましょう。
詳しくは「ネット恋愛で初めて会う前に気をつける4つのこと」にまとめてあります。
終わりに
基本的には、良いリスナーさんを集めて楽しい放送するのに必要なのは「ポジティブさ」と「一体感」。
これらがある放送って、僕の経験から言っても楽しい放送が多いです。
そういう空気感を作るためにも、まずはあなたが無理のない範囲で「ポジティブ」「一体感」を作ってみましょう。
以上、固定リスナーをつけて楽しい放送をするための方法でした。
おつです!