こんにちは。
元ナンバーワンホストとして芸能界デビューをした城咲仁さん。
様々な活動をされていますが、多くの人は「元ホストのタレントさん」としてのイメージが強いと思います。
ホスト時代に築いた伝説、そしてホスト以外でも活躍されている内容を、いくつか紹介しますね。
目次
ホストでの伝説
まずはホスト時代の功績から。
1.大手ホストクラブで、5年間ナンバーワン
約50年続く老舗のホストクラブ、愛本店にて、21~27歳までジャスト6年勤務されていました。
その6年のうち、5年もナンバーワンに属していたんです。
一口にナンバーワンと言っても、地方の小さなクラブではなく、歌舞伎町でも有数の大手クラブでナンバーワンですから、それが圧倒的な人気だったことの裏付けにもなりますね。
では、具体的にどんな方法を取っていたのか。
他のホストとは真逆の振る舞いをした
それは「差別化」。
支持されるために必要な「他との差別化」も彼はしっかりしていました。
「僕はとにかく飲んで喋るホストだったんですけど、とにかくルール作ったんですよ。
例えばそん時、僕が21の時って、結構ガングロのギャルとかが流行ってて、歌舞伎町を見ても、結構男も女も焼いてたんです。でまず、
・焼かない
・足を組まない
・タバコを吸わない
・ピアスを開けない
・ネクタイを絶対するとか、逆(のことをした)。
だって、
皆でおんなじ恰好すると埋もれちゃうんですよ。キャバ嬢も同じじゃないですか。巻き髪にして、全部同じ顔みたいな。ああなっちゃうといけない。
『あれ?なんでこの人だけ違うんだろう?』そこから始めましたね。」
__エゴサーチTVより引用
他と差別化をし、かつ一貫しているのは「誠実で紳士」。チャラいと思っていた世界で、1人誠実な人がいたら、やはり異彩を放って魅力に感じると思います。
2.入店2か月目でナンバーワンに!
最初にナンバーワンになったのは、なんと入店から2か月後のこと。
スピード出世ですね。
そこからナンバーワンではなくなりますが、またナンバーワンに帰り咲き、5年間ナンバーワンをキープ。
一度獲って終わりじゃなく、なぜキープすることができたのか。
それは彼の影の努力にありました。
出勤4時間前から営業活動していた
定時にお店に行くんじゃなく、まず仕事の服に着替えた時から仕事モードに切り替え、そして4時間前からお店の近くで外回り営業をしていたそう。
もう数えきれないくらいの名刺を毎日配って、3回4回話しかけていると「分かったよもう、城咲仁でしょ」と言われ、そうなると道行く人たちが沢山お店に来てくれるんです。結果、始めてたった2か月でナンバーワンになり、その後5年間ずっとナンバーワンをキープし続けて引退されました。
他のホストと毛色が違ったのは、「男性にも声をかけていた」こと。
男性にも声をかけると、男性達が女性を引き連れて、面白がってクラブに来るそう。
その時に、城咲さんは男性達を立てるため、女性と連絡先交換をしない。
ヘルプのホスト達にもそう教育していました。
すると「お前、出来るホストだな」と言われ、男性客もリピーターになってくれたそう。
「相手の望んでいることをする」そして「相手の望まないことはしない」これらをさりげなく続けられるからこその人気だったわけです。
努力と気遣いのナンバーワンですね。
城咲仁流、4つの恋愛テクニックの記事でも書きましたが、当たり前にできることを、ちゃんと丁寧にやっていくのが人気の秘訣なんですね。
3.年収は毎年1億円以上
5年間、年収は1億円以上をキープしていたそう。
一晩の最高売り上げは2500万円。
さらに、現金で2000万円もらったり、4LDKのマンションをくれたお客さんもいました。
上記のことをしっかり実践しているので、それも頷けます。
さらに城咲さんは「店の中でしか顧客に会わない」ルールを作っていました。
通常であれば、プライベートでも会ってサービスすることで、常連客を増やしていくのがセオリー。
もちろん、お客さんと恋愛をしたり、体の関係になることも一切なし。
だから、私服なんて見せない。
彼はこう言います。
「ディズニーランドからミッキーが出るか?ホストクラブ愛から城咲仁は出ないよ」と。
半端に調子こくと叩かれるけど、本気で調子に乗ったら叩かれない、というセオリーがあるそうで、とにかくちゃんと調子に乗ることが大事だそう。
4.映画の広告看板に載る
一番すごかったのは新宿東口の横が昔全部映画の看板だったんですよ。
それで映画が全部撤退した時に半年間映画と同じサイズ(の看板が)俺だった
とのこと。
おそらくこのあたり。
これらが全て城咲さん…しかも半年間も。すごい影響力ですね。
あと余談になりますが、意外にも城咲さんはシャンパンタワーをやったことがないそう。
「ホスト=派手な演出」というイメージになりがちですが、そういったことをしなくても、お客さんを喜ばせることは十分可能なんですね。
ホスト以外のキャリア
ここまで、ホスト時代のぶっ飛んだキャリアを紹介しました。
では、ホスト以外にどんな活動をされているのでしょうか。
1.通販で、1日で1億7千万円売り上げる
勝手に「ホスト以外はそこまで派手な功績はないだろう」と思いがちですが、ありました(笑)
テレビショッピング、ネットショッピングのバイヤーもされています。
そこで、たった1日で、1億7千万円分の売り上げを出しました。
通販に出演されているタレントさんは、人気や知名度を生かし、商品を広める広告塔としての活動が一般的ですが、城咲さんはそれだけではありません。
打合せだけじゃなく、メーカーの間にも入って商品開発にも携わります。
特に「QVC」というテレビショッピング会社からのオファーが多く、城咲さん曰く「多い時は、1か月の3分の1はQVCにいる」とのこと。
そしてタレントとして通販活動も行うわけで、その結果として、1日で最高1億7千万円売り上げました。
そのことについて、城咲さんはこうおっしゃっています。
「僕が一番良くなかったのは、最初(その通販番組に)タレントとして出ちゃったんですよね。自分の言葉になってなかった。台本でやっちゃったんですよ。
今は台本はほぼ無い。僕が、ちゃんと農学博士のところまで行って話を聞いたりとか、あと片っ端から免許取ったんですね。薬膳インストラクター・雑穀マイスター・スーパーフードマイスター・ダイエットインストラクター。
そうすると、ちゃんと中身のある話ができるんで。」(エゴサーチTVより)
他の通販番組に出ているタレントさんのやり方に対しても
「毒吐いていいですか?あれじゃ売れないです。」
「僕はちゃんとこの商品、友達にも芸能人にも配ってるんですよ。なぜなら、添加物が入ってなかったりとか、
本当に愛したんですこの商品を。」
「自分の息子や娘の話とか、なんか可愛がってるものとか愛があるものってこの熱になるじゃないですか。この熱ってやっぱり、カメラで抜くと、ちょっと温度って下がるじゃないですか。ただ、このウザいもの熱いものを伝えないと、お金払ってくんないです。」
その熱を出すために、商品開発に携わり、時には韓国まで材料を調べに行って、自分でセリフを考えて自分の言葉で話す。
そういったことを毎回続けています。
俳優業では辛い思いをした時期もあり、挫折も味わっているはずですが、それでも別ジャンルで大きな成功ができるのは本当に凄いこと。
2.婚活×料理教室
また、料理教室も開かれていました。
99%が女性になることも多い習い事ですが、参加者の3割以上が男性だったそう。
ホスト時代の「男性にも支持された」経験が、こんなところにも活きてるんですね。
そんなこともあり、男女混合でグループを作って、婚活要素を入れた教室にしたそうです。
そしてこれを行った一番の理由は「通販商品の感想を聞きたかったから」。
自分が開発に携わった者がどんな評価を受けるのか知りたかったんだそう。
城咲さんはこうおっしゃっています。
「芸能界で干された理由って、やってることが繋がってなかったんですよ。
『なんでお前芸能界来たの?』とか、『なんでお前が通販で物売ってんの?』とか『なんでお前が料理してんの?』とか、全部が点なんですよ。
今やっと線になったというか。」
生の声を聞いたり、一人一人が悩んでいることを聞いて行った結果、料理番組に呼ばれることがまた多くなりました。
3.レストランの統括マネージャーも
彼はフラメンコギターを趣味にしていて、さらに、飲食・接客・芸能という特徴を生かし、フラメンコショーがある飲食店の統括マネージャーもされています。
ご両親が板前をされていて、料理番組をやるほどなので、当然料理は得意。
ホストでナンバーワンをとれるほどの接客経験もあり、芸能活動をされているので、人にウケるエンターテイメントのやり方も分かっている。
それゆえ、飲食店のコンサルも成功させることができるんですね。
しかも、それを行うプロセスが面白い。
50年以上も続く老舗なので、新参者がいきなり入っても言うことを聞いてくれないかもしれない。そう思った彼は、まず言うことを聞いてもらうため、従業員として参加したそう。
「(最初は)バイトの時給しかもらわない。
で、最初の2週間何やったかって言うと、『すいません、ちょっと邪魔になりますけど色々教えてください』って言って、夜メインのお店なのにランチから入って、洗い物と切り物と下ごしらえから入るんです。
それで夕方ディナーの前に、準備でまず店を、みんなが休憩してる間に全部掃除しちゃいました。言葉よりも行動ですよね。
そしてそれを全部やって、2週間何も言わない。
『2週間こういうことやってんだ毎日。みんながやってること分かった。そろそろお話しようか』になります。ミーティングしようって。」
いきなり上から物を言っても耳を傾けてくれる人は少ない。
だからこそ、まずは現場に行ってちゃんと実践してみる。
そうした腰の低い姿勢、一緒に頑張るという姿勢を見せることで、大勢の人が彼に魅力を感じるのでしょう。
ホストでナンバーワンを獲っていた時代も、決して偉ぶることなく、外に出て声をかけ名刺を渡す活動が大きかったわけで。
その低姿勢さが、彼の成功の秘訣なのでしょう。
4.大学で、恋愛にまつわる講師業も
また、大学にて恋愛の講義をした経験も。
男子学生の多くの悩みは「モテない」「どうすれば彼女を作れるか分からない」というもの。
それを手助けするため、大学で特別講義をして、色々な恋愛テクニックを指導していました。
城咲さんは今まで、自分が付き合いたいと思ったら100%付き合えたそうで、当然チャラついた遊びの恋愛は無し。
約3年半付き合った女性が2人もいたそう。
城咲さんが伝えるモテる男になる方法はこちらをご参照ください。
城咲仁さんの生き方
僕は、「好きなことをやって、誰かに貢献して生きている人」を尊敬しています。
彼がホストで成功したのも、女性が好きで、かつ女性たちを楽しませたいと思って色んな努力をしてきたからです。そんな彼を、僕は心からカッコいいと思ってます。
城咲さんは言います。
「人を喜ばせたいってところは変わらないじゃないですか。
日本で一番って言われているフラメンコの世界がもっと広がって、そうすると笑顔の人も増える。で、楽しいサービスを受けられて、飲みかたのマナーを学ぶ人もいる。
みんなが笑顔になればいい。
本当に自分がお金を払ったものに見合うだけの美しさを手に入れたりとか、痩せたいとか、そういうものがちゃんとブレてなければ、もうこのままでいきたい。
前は、ずっと『芸能人』っていうのにこだわってたんです。でも、やってることこれでいいのかなって。
(今の生き方が)すんごい楽しいです。」
一見すると、「テレビに出なくなった=不幸になった?」なんて思いがちですが、全然そんなことはない。
彼のような生き方を僕は尊敬しています。
以上、城咲さんのホスト時代などの伝説でした。
特典解説付き、城咲仁の恋愛講座レビュー